○「生涯発達看護学教育研究分野-乳幼児期?学童期」のページ
【分野(領域)紹介】
生涯発達看護学は、人間を「生涯発達し続ける存在」という観点からとらえ、受胎から死に至るまでの人間の発達段階に沿った健康状態と看護を統合的に追求する学問です。従来の看護学の各専門領域を生涯発達という観点から再検討し、新たに構成した学問領域であり、母胎期、乳幼児期?学童期、思春期?青年期、成人期、老年期の各期を各論として展開しています
本教育研究分野の乳幼児期?学童期領域は、心身ともに急激に発達し、人間が生涯健全な発達を遂げるために基盤となる時期にある“子ども”とその家族を看護の対象ととらえ、子どもの発達段階?健康状態?生活行動からその特性を探求するとともに、子どもの健全な発達、子どもと家族の最良の健康状態の実現に必要な看護について、教育?研究活動を展開しています。
写真は、2年次「人間の発達と健康」各論Ⅱ(乳幼児期?学童期)の授業風景です。
【研究紹介】
乳幼児期?学童期領域では、病気や障がいをかかえながら成長?発達する子どもとその家族への看護実践に関する研究に取り組んでいます。また、そのような子どもと家族の看護に携わっている看護師への看護継続教育に関する研究にも取り組んでいます。これらの研究成果をもとに、〈子どもの健康の維持?増進?回復と成長?発達を支える看護〉〈家族としての発達を支える看護〉を実現し、子どもと家族の健康と生活の質(Quality of Life;QOL)の向上に寄与することをめざしています。
<主な研究テーマ>
①医療的ケア児と家族に対する退院支援に関する研究
②小児在宅看護を必要とする子どもと家族への支援に関する研究
③小児慢性疾患の子どもと家族のセルフケア発達支援に関する研究
④小児病棟に勤務する看護師のアセスメントに関する研究 など