診療放射線学部診療放射線学科
学部長メッセージ

診療放射線学部長 上原 真澄(UEHARA Masumi)

本学診療放射線学部は我が国初の診療放射線学を専門とした学部として2005年に開学しました。
当学部の起源は1958年開学の群馬県立診療エックス線技師養成所で、以来長きにわたって診療放射線技師の養成を行ってきている歴史ある学部です。およそ2000名の卒業生を輩出し、群馬県はもとより全国で診療放射線技術の担い手として地域医療の場で中心的な役割を果たしています。

診療放射線技術はエックス線検査、CT、MRI検査、核医学検査などの画像検査、エックス線、ガンマ線、電子線、陽子線、重粒子線、などを利用した放射線治療、放射線の安全な利用を目的とした放射線管理などがあります。診療放射線技師はこれらの技術を駆使して日々最適な放射線診療を行っています。

また、診療放射線技術の進歩はめざましく、画像検査ではCTやMRI、核医学検査などでは以前に比べて遙かにたくさんの診療情報を有した画像が生成され診療に用いられていますし、AI技術の活用も始まっています。放射線治療分野においても画像誘導放射線治療や重粒子線治療など高精度な放射線照射技術が実施されています。今後も診療放射線技術はますます高度化が進み先進的な技術が導入されることが考えられます。

診療放射線学部では既存の技術を的確に活用できる、新しい技術に適応できる、新しい技術を創出できる人材養成を目指し、充実した教育環境と、豊富な臨床経験と高い研究能力を兼ね備えた教授陣を配置して教育に当たっています。